2017年06月30日
夏越しの大祓
半年が過ぎましたね
一度、今年の罪汚れを落とす意味でも
夏越しの大祓に参加されませんか
体調を崩しやすい暑い夏を前に、半年間のけがれを落とし、悪疫を除去し、
無病息災を願って茅の輪(ちのわ)をくぐる神事です
茅輪(ちのわ)はその名の通り茅で作られた輪で、
魔よけに効能があるとされる茅を人がくぐれるほどの大きさに作られます。
茅輪は災厄を取り除く力があるとされており、
「水無月の夏越しの祓いするひとは、千歳の命延ぶと云うなり」と唱えながら、
左回り、右回り、左回りと三度茅輪を潜れば御利益があるといわれています
2017年06月29日
茅の輪の秘密……
茅の輪くぐり....
この行事は神代の世界からの言い伝えです
高天原から素戔嗚尊(スサノオ)が出雲国に降り立ったとき
泊まる宿がなく、裕福なコタン将来に宿を求めました
しかし、宿泊を拒まれてしまいました
そこで、コタンの兄弟の蘇民将来にお願いすると
こころよく泊めてくれたそうです
スサノオは、高天原に戻るときに
蘇民将来一族に次に戻ってくるまでに
茅の輪を体につけておくように指示して高天原に戻っていきました
次に戻ってきたときに
体に茅の輪をつけた蘇民将来一族は助け
持っていないコタン将来一族は
疫病にかかったり、殺されたり...
北の方に追いやられてしまったそうです
これは、日本の始まりの一部でもあります
私の私見ですが...コタン将来のコタンというのは
部族名であったり、村の名前だったりするのであれば
アイヌ集落がコタンと呼ばれているのが気になっています
2017年06月28日
ミステリー、三角形の意味するもの。
◆水無月の形が三角形なわけ
旧暦6月1日は「氷の節句」または「氷の朔日」といわれ、
室町時代には幕府や宮中で年中行事とされていました
この日になると、御所では「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気を払いました
「氷室」とは冬の氷を夏まで保存しておく所のことで
地下など涼しいところを利用して作られた、昔の冷蔵庫のような場所です
水無月の三角形は氷室の氷片を表したもので、
上の小豆の赤色が
魔除けの意味を表しています
2017年06月27日
和菓子としての水無月
「水無月」(みなづき)
水無月という六月と同じ名前の和菓子があります
6月30日に夏越しの大祓が各地で行われます
(日岡神社様では、27日・29日)
半年間の罪汚れを落とす行事です
その「夏越祓」に用いられるのが、
6月の和菓子の代表ともいうべき「水無月」です
京都では、6月30日だけ販売されるお店もあります
一度、目にされたら食べてみて下さい
詳しくは、月末に改めて......
2017年06月26日
七十二候では、菖蒲華…あやめはなさく。
今日から二十四節気・夏至の第2候(七十ニ候)の菖蒲華です
あやめはなさく、と読みます
菖蒲という字は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読みます。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの判別は、
よく知っている人は一目瞭然だそうですが、素人目にはなかなか見分けがつきません
分りやすいのは、咲く場所で判別することだそうで、
アヤメは山野の草地に咲き、
ショウブは水辺や湿地に咲きます