2017年07月31日
今一度...坂の上の雲の冒頭の言葉
まことに小さな国が開化期を迎えようとしている。
四国は伊予松山に、三人の男がいた。
このふるい城下町にうまれた秋山真之は、
日露戦争がおこるにあたって勝利は不可能に近いと
いわれたバルチック艦隊をほろぼすにいたる作戦をたて実施した
その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、
史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇蹟を遂げた
もう一人は、俳句、短歌といった日本の古い短詩型に
新風を入れてその中興の祖となった俳人、正岡子規である
彼らは明治という時代人の体質で
前をのみみつめながら歩く。
のぼっていく坂の上の青い天に
もし一だの白い雲がかがやいているとすれば、
それのみをみつめて坂をのぼっていくであろう
僕らは まだまだぬるい