2017年04月25日
七十二候では、霜止出苗(しもやみてなえいずる)
25日火曜日から5日間、二十四節気・「穀雨」の第二候(七十二候)の
霜止出苗です。
...しもやんでなえいずる、と読みます
霜が降りるのが終わって、稲の苗が生長する頃をいいます
その霜が消えて、霜止出苗(しもやみてなえいずる)の候をむかえると、
稲作農家に田植えが近づいてきて....
田植えの準備に入ります
田植えの季節ですよ~~~
2017年04月24日
春は苦みを盛る
春は苦味を盛る
芽吹きの季節にしか出合えない山菜
その独特の香りやほろ苦さが
心待ちにしていた春の到来を伝えてくれます
また、山菜には新陳代謝を促し、
冬の間に体に溜まった老廃物を排出する効果があるといわれます
「春は苦味を盛る」とは、季節感を大切にする日本料理の言葉
きちんとアク抜きをした上で、ほどほどの量を
天ぷらや、あえ物、佃煮でいただく
春のエネルギーを存分に感じましょう
2017年04月23日
日本国は、豊葦原瑞穂の国(とよあしはらみずほのくに)
葭始生(あしはじめてしょうず)の続きで...
葦が生え始めまる季節になりました
葦とか葭とか蘆とか芦とか...漢字が多く存在する植物
この植物の昔からの利用方法などなど...
日本では稲刈りの後に芦刈が行われ、
各地の風物詩となっていたようです
軽くて丈夫な棒としてさまざまに用いられ、
特に葦の茎で作ったすだれは葦簀(よしず)と呼ばれています
また、屋根材としても最適で茅葺(かやぶき屋根)の葺き替えに現在でも使われています
古事記の天地のはじめには
最初の二柱の神が生まれる様子を
「葦牙のごと萌えあがる物に因りて」と書き表しました
葦牙とは、葦の芽のこと
その二柱の神がつくった島々は、
「豊葦原の千秋の長五百秋の水穂の国」で...
これにより、日本の古名は豊葦原瑞穂の国と言います
2017年04月22日
穀雨の雑感
つい最近まで、鮮やかに街を彩っていた花々は
雨と共にはらはらと散り
日ごとに草花も野菜も 初々しく、青々とした葉を
空に向かって伸ばしはじめます
この時期は「行く春」という言葉でも表現されるように、
過ぎゆく春を惜しむ頃
日によっては、上着がいらないくらい暑い日もあり
初夏の訪れを感じられます
2017年04月21日
七十二候では「あし」の季節
春は、野山だけでなく、水辺にもやってきています
七十二候では、葭始生と書いて、あしはじめてしょうず
葦が生え始めまる季節になりました
葦は「葭」とも、「蘆」とも書きます
水辺に葭が芽を吹き出しはじめる時季をいいます
葦の新しい芽を、季語では「葦の角」といいます
地下茎から出でた芽が、角のように尖っていることからつけられました
「あし」は「悪(あ)し」にも通じていることからなのか、
「善(よ)し」という別名もあります(最近はこちらかな)...葦簀(よしず)など...