2017年02月23日
七十二候では...霞始靆(かすみはじめてたなびく)
今日は「二十四節気・七十二侯」の「雨水:霞始靆(かすみはじめてたなびく)」でした
春に、霧や靄(もや)のために遠くの山や景色がぼやけて見え、
煙や雲が上に上がらずたなびいて見える様を霞(かすみ)と言うそうです
「霞(かすみ)」と言えば...春霞
「霞(かすみ)」は、元来 気象用語ではなく 文学表現だそうで...
原因が何であれ、春に遠くの景色がぼやけていて、
ハッキリと見えなくなる現象とか...
そして、霧は元来秋の季語で、
春に出る霧を霞、
夜に出る霧を朧(おぼろ)と呼ぶそうです
しかし...たなびくとは読めませんよね
2017年02月22日
おぼろ月夜と黄砂の関係
春になると 朧月夜(おぼろづきよ)という言葉を
耳にすることも多い気がしませんか
何かしらで聞いたことがある人が多いと思いますが、
その意味はご存じですか
朧月夜(おぼろづきよ)は大陸からの黄砂が関係しています
黄砂は古くから東アジア各地で知られる気象現象です
春の風物詩の“春がすみ”や“おぼろ月”も
黄砂の可能性が強いとか...
英語では「アジアン・ダスト」(Asian dust)と呼ばれる黄砂は、1年のうちでもこれから3~5月がピーク
近年の研究では、花粉症などのアレルギーなどの疾患との関連が指摘され、
黄砂に大気汚染物質や病原微生物も付着していることが明らかになるなど、
もはや“風流”を通り越して、事態は深刻です
2017年02月21日
飛梅伝説に隠れてしまった飛松伝説...板宿
梅のシーズンですね
菅原道真公由来の北野天満宮
その北野天満宮の飛梅伝説をご存じの方もあろうかと思いますが...
残念な松の話はあまり知られておりませんね
伝説では....
道真を慕う庭の木の中で、
桜は、主人が太宰府へ流されたことを知ってから、
見る見るうちに葉を落とし、ついには枯れてしまったとされています
しかして梅と松は空を飛んで行きました
ところが残念なことに松は途中で力尽きて、
摂津国八部郡板宿(神戸市須磨区板宿町)近くの後世「飛松岡」に根を下ろした(これを飛松伝説)
一方、梅だけは
見事その日 一夜のうちに 主人の暮らす大宰府まで飛んで行き
その地に降り立ったとされています(飛梅伝説)
2017年02月20日
色鉛筆...いや色眼鏡か...
人間というものは、
ほとんど常に感情の色めがねを通して
世界を見てますよね
そのレンズの色しだいで、
外界は暗黒にも、
あるいは青空にも見えるのでしょうね
Posted by 侍ジョニー at
10:12
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2017年02月19日
春の鼓動
雨水(二十四節気)の中の初候(七十二候)では、
土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる)
雪に変わって、雨が降り土が湿り気を含んでくるとか、
土が湿り気を帯びてくるといった意味だと理解しています
この中の「脉」と言う字は「脈」で、
「脈」とは...凍り付いていた土の中で、
潤いや虫の動きなどが...
少しずつ脈打ち始める、といった感じでしょうか
土の中の春の鼓動かな